危ない橋
----/--/--
危 な い 橋
作者 麻衣
(作者に直接メールを送りたい方はこちらまで)
高校生活もちょうど半ばの2年生2学期、夏の暑さもやっと和らいで、とても過ごしやすい日々が続くようになってきた。
私の名前は、岡崎亜耶。スポーツをしたり見たりするのが好きで、中学の時には野球部のマネージャーをしていた。高校に入ってからは、大親友の西内里美と一緒にサッカー部のマネージャーをしていた。
でも、2年生になって間もないころに、ちょっと訳有りで辞めてしまった。
私は、同じサッカー部に入ってきた瀬戸君という同級生の人と付き合っていた。
付き合っていたというか、瀬戸君はけっこう強引なタイプの人で、彼からの交際の申込みをOKしてからは、ほとんど毎日、一方的に電話がかかってきてデートに誘われて、帰宅途中や休みの日にあちこちと振り回されていたような、そんな感じで付き合うという毎日が続いた。
初体験は、彼の誕生日の日。この日はちょうど日曜日で、朝からデートをすることになった。私は、かなり以前から、彼に何をプレゼントしようかなぁと考