恐るべき転校生F君
2013-07-14
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高校時代といえば、やっぱ青春ですよね。
みんな次々に、男になり、女になり、着実に階段を昇り始めます。
けど、必ずそのスピードに乗り遅れる人間がいるわけです。
オレは紛れもなくそっち側の人間でした。
運動神経も悪く、ガリガリでいじめられっ子のオレは当然ながら童貞でした。
みんなが筆おろししていくのを、ズリネタにすることしか出来ない惨めなオレ。
彼女どころか友達も少なく、童貞の日々が続きました。
高2の1学期、珍しく転入生がクラスに入ってきました。
仮にF君としておきます。
オレと似たような痩せ型の、ちょっと頼りない感じの男の子です。
ただ端正な顔立ちで、男ながらに羨ましく思いました。
F君とは波長が合い、クラスで真っ先にオレと仲良くなりました。
毎日一緒に帰り、たまにお互いの家に泊まったりもする仲に。
翌年の高3の夏休み、F君の家に泊まった日、事件が起きました。
いつもと同じように、F君の部屋で