頑張れ歌姫
2005-08-05
仕事を終えて自分の部屋に帰ってきたaiko。
シャワーを浴び、いま髪を乾かし終えたところである。
aikoはリビングのソファーに座ると、事務所から持ち帰ったファンレター
の束を脇に置き、一通一通、丁寧に読んでいく。
様々な人達からの声援に、aikoは心から癒される気がした。
読み始めて10通目くらいだったろうか、開封した手紙は、見慣れた文字で
書かれたものだった。
「はぁ~、またこんなん送ってきて」
それは都内に住む中学生からのファンレターだった。
「よく手紙くれるんは嬉しいんやけどね…」
問題は手紙の内容だった。彼がaikoに送るファンレターは、<aikoが
あまりにもカワイイので毎晩aikoのこと想像してオナニーしちゃいます>
とか、<aikoのやわらかいオッパイに吸い付きたくて夜も眠れません>とか、
<aiko(;´Д`)ハァハァ>とか、卑猥な内容のものばかりだったのだ。