秘密の治療
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今から十数年も前のことだが。
私は当時、浪人生で、予備校などには通わず自宅浪人をしていた。
二階の自分の部屋から隣の家の庭がよく見えた。ある日、かわいらしい子供
布団が干してある。そして、その布団にはいわゆる『地図』が。そう、オネ
ショの痕跡が残っていた。
隣の家には小4と小2の姉妹が住んでいる。私はその布団を見て、
「妹のほうが失敗したなー・・・」
と、微笑ましく眺めていた。
隣の家の姉妹とは、適度に交流があった。とくに妹のほうは私によくなつ
き、たまに遊び相手などをしてあげていた。
それからしばらくして、私がぶらっと買い物に出かけようとしたところ、そ
の妹のほうと出くわた。そして、じゃれるように私にまとわりついてくる。
お菓子やジュースを買ってもらえるかもしれないからだ。
私は、
「オネショする子には買いませーん」
見たいな事を言った。すると
「オネショなんかしないもん!」