サヨナラ
2008-01-28
105 藤 サヨナラ New! 2007/10/29(月) 12:48:48 ID:6sJHbqVBO
気ままな学生生活も終りに近付き、いつしか学校を卒業し、仲の良かったクラスメイト達とも連絡を取り合ったのは最初だけ。
僕も進学先の場所に合わせて一人暮らしを始めたりと忙しかったこともあり、次第に誰とも疎遠になっていった。
「あいつ」とも、ある一件以来何の接触も持たなくなった。当然といえば当然のことだ。仲良くしていた日々を思えば懐く、愛しく感じる。でも、「あいつ」のしたことが正しかったと言い切る自信はなかったし、許せないと感じる僕もいた。
そんなことを時折考えながら過ごしていた、ある時。今からまだ二年くらい前のことだ。僕は卒業に向けて提出物の準備をしていた。
進学するつもりはなく、就職することをを決めていた為、それに関する膨大な書類や何枚もの履歴書、就職希望先に関する資料などが山のようにあっ