ナヨン事件【韓国の性犯罪】
2009-10-03
昨年、二人の女の子が隣人だった３０代の男に誘拐、強姦、殺害された事件により、
韓国では常習的な性犯罪者に対する位置追跡装置、いわゆる「電子足輪（ＧＰＳアン
クレット）」制度を導入した。この制度を施行してからＧＰＳアンクレットをはめた
５００人の再犯率は減った。だが、１３歳未満の児童性暴力の被害者はかえって増え
た。２００８年、１３歳未満児童への性犯罪は公式的な集計では１２２０人、しかし
届け出率は６％に過ぎないので、推定すると一年の被害児童は２万人、一日平均５５
人の児童たちが性犯罪の犠牲となっている。
最近、１年目を迎えたこの制度が実際どのように機能しているのかを検証する番組
が放送された。そこで紹介された犯罪によって、さらに性犯罪者への軽い処罰が問題
になっている。
今韓国のネットを賑わせている「ナヨン事件」は、昨年起きた性犯罪である。番組
で紹介されていなければそのまま葬り去られたかもしれない。事件の概要は、当時