あやまち

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なおぼんの若いセフレが体験したことですと!
では、始まり、はじまりぃ~

保利美里(ほり みさと)先生から手紙が届いた。
美里先生は、ぼくが幼稚園の年長組さんの時の担任だった。

今は高校二年生のぼくに、幼稚園の先生がわざわざ手紙をよこすなんて訝(いぶか)しむ向きもあるかもしれない。
でも、手紙の内容を読めば誰しも、なるほどと思うだろう。

書き出しはこうだった。
「私の赤ちゃんのパパへ」
「やっぱりな」とぼくは思った。
あの夏の日が鮮明によみがえった。
蝉しぐれがまだ耳に残っている。

柏木(旧姓保利)先生は昨年末に結婚された。
周囲はいわゆる「出来ちゃった婚」だと噂したそうだ。
だって、式の時には妊娠4ヶ月だったから。
そのお腹の子の父が、新郎の稔(みのる)さんだということに疑念を持つ人などいなかった。
新郎本人が信じて疑わなかったのだから。

だけど、美里先生とぼくだけは、そうではないことを知ってい


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