Event in Summer
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−1章(1)−
その計画を思いついたのは、7月の七夕祭りに出かけた時でした。
「美奈子!見てよ」
言われて友達の淳子が指さす方を見ると、全裸の女の人が交通止めされた道路の上を走っています。
「こらー、待て」
交通整理をしていたお巡りさんが追いかけると、女の人は10mほどむこうに止めてあった車に乗り込んで走り去りました。
「男が乗ってたわ。嫌らしいわね」友達は本当に、嫌がってました。
でも、私は体中がしびれ、それの中がカーと熱くなり胸の鼓動が激しくなったのです。
(私もやってみたい)とこの時、強く思ったのです。
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私は、主産業が林業であるという、山奥の村で生まれました。
家は製材所で丸太をおく広い庭と、林に囲まれた1家屋でした。
小さい頃は熱くなると裸になって走り回っていましたが、
私が小学校に上がるころに弟が生まれ、おねーさんらしくなさい、