家庭教師は見た

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2004-09-16

中学三年生の女の子に教えたときのこと、僕が唯一教えた婦女子なのですが、ココの家庭は非常にホノボノとしていました。優しそうなお父さんとお母さん、娘さんだって素直ないい娘で、毎週教えに行くのが楽しみなぐらいでした。しかし、悲劇とは突然やってくるものなのです。

ある日のこと、とんでもない大雪がわが町を襲いました。深夜から雪は降り続き、朝にはビックリするほど雪が積もっていました。交通機関は麻痺し、テレビでは様々な被害状況を報じていました。ちょうどその日は家庭教師の日だったのですが、この大雪です。行ける筈がありません。 

普通の人ならそう思うところでしょう。やはりその女の子も「今日は家庭教師が来る日だけど、大雪で来れないだろう」 などと考えたらしく、降って沸いた休日に大喜びし母親とショッピングに出かけてしまったそうです。彼女の家は商店街やデパートの近くにあったため、 大雪でもショッピングには出かけることができたようです。家では仕事が休みだった父親だけが留守番をしていました。

やはり大雪です。行くのは

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