「使命感持って行く」=電力会社社員、福島へ―定年前に自ら志願

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2011-03-17

福島第1原発の事故で、情報提供の遅れなど東京電力の対応に批判が集まる一方 
、最悪の事態を避けるため、危険を顧みず作業に当たる同社や協力会社の社員も 
いる。地方の電力会社に勤務する島根県の男性(59)は、定年を半年後に控えな 
がら、志願して応援のため福島へ向かった。 
 会社員の娘(27)によると、男性は約40年にわたり原発の運転に従事し、9月に 
定年退職する予定だった。事故発生を受け、会社が募集した約20人の応援派遣に 
応じた。 
 男性は13日、「今の対応で原発の未来が変わる。使命感を持って行きたい」と 
家族に告げ、志願したことを明かした。話を聞いた娘は、家ではあまり話さず、 
頼りなく感じることもある父を誇りに思い、涙が出そうになったという。&n

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