いちごみるく
2010-09-19
会社の後輩A君はイケメンの上に仕事ができ、しかもやさしくて真面目で誠実で、まったく嫌味のない性格なので、老若男女から慕われていた。既婚だが女性社員に人気で、中には本気で狙っている人もいた。
A君は愛妻家なので、決して誘惑には乗らず、うまくかわしていた。先輩の女性社員の下ネタやセクハラ攻撃もさらりと受け流し、それがますます女性社員に火をつけるのだった。
そんなある日、私は前日に私の家に泊まった同僚B子、C子と一緒にいつもより早い時間に出社した。社内にはA君が先に来ていたが、私たちには気付かず、階段で誰かと電話をしていた。
私たち3人はニヤリとし、そーっと気付かれないようにA君の死角の壁にぴったりと身を寄せて彼の様子を伺った。どうやら奥さんと話していたようだが、聞こえた内容は以下のようだった。
「えーっ!?生理きちゃったんだー。うわーショックだー。」
「今日のためにせっかく溜めておいたのにー。」
「入れたらダメなの?絶対?」
「そっかー。え?お風呂場な