よっちゃんの店

開く
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大学に入りたての俺は芝居をやり始めた。

ちっぽけなサークルの劇団だったが、けっこう楽しくやっていた。

そのかわりといっちゃあなんだが、まったく授業にはでていなかった。

まあ俺の周りの人間も授業にはでてなかったけど。

出欠がなく、試験だけで単位のとれる講義を、俺は一つだけ取っていた。

その単位だけは欲しかった。全部、不可てのはかっこわるいかなって思っていたから。

長い夏休みも終わって、しばらくたった頃、その講義が試験をするという。

噂を聞き早速、学校行って、教室見回し、一番真面目そうな女の子。

でもって、自分好みの子に声をかけた。

「ごめん。ノートとってる?・・・コピーとらせて!」

と言ったら、拍子抜けするくらいあっさりOKをもらった。

彼女の近くに女友達がいなかったことも幸いしたのかもしれないけど。

「授業終わったら、学食来て!」

俺はそう言うと、速攻で教室を去った。

学食で待ってると、授業を終えた彼女がやってきた。

ほんとに来


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