トルコアイス
2004-06-26
バイトも休みでユックリしていた朝。
「あ~幸せ~~」
布団の中でまどろむ俺はふと何かに気が付いた。
「ん?」
何か独特の臭いと共に身体が圧迫される感じ。
「この臭いは・・・・酒か?」
壁際に置いてるベッドの上で壁際を向いて寝ていた俺は後ろを振り返ろうと
して驚いた。
「お、おまえっ・・・・!!」
4歳下の妹、真由だ。
普段は臭いだの汚らしいだの邪魔だのって散々言いたい事言ってる女が
何故か人のベッドを占領して堂々と寝ている。
どうりで圧迫感があるはずだ。ど真ん中に妹が寝ていたせいで、俺は
身動き取れなかったのだ。
「お前なぁ・・・・。」
文句を言おうと思ったが、妹はくーくーと寝息をたてて眠っている。
「・・・まぁいいか。起きるまでほっとこ。」
妹を踏まないように注意して、ベッドの上で足場を探す。
気を付けていたつもりなのにウッカ