妹にプレゼント

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2007-10-27

「ねぇ~、お兄ちゃ~ん」 
「ん~?」 
 首に巻きつけられた細い腕と、耳元で囁く甘い声。 
 半ば眠りに落ちようとしていた俺は、抱きついてきた妹によって現実へ引き戻された。 
「どうした?」 
「んふふ……お兄ちゃん、ちょっと目ぇ瞑って?」 
「え?」 
 よく分からないが、とりあえずまぶたを閉じる。 
 次の瞬間、俺の顔の目の前に何かが覆いかぶさってくる気配を感じた。かすかにアルコールの香る吐息が、 
俺の頬をくすぐる。 
「おい……?」 
 と、開きかけた口に、柔らかくて湿ったものが押し当てられる。 
「んっ!? ん、んん~……」 
「んちゅ、ちゅっ、むぅぅ……ん……ぷはっ」 
「なっ!? な?」 
 キス……された? 

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