二人の兄

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2017-08-05

二人の兄が氏んだ事。
つってもヨウムとハスキーなんだが、敢えて二人と書いた。

ヨウムは母親が子供の頃に、父親(俺にとって祖父)の知人から贈られて以来、
ハスキーは母親が俺を身籠った事が分かった翌日に父親が連れてきた。
俺は小さい頃、一人で勝手に遊び歩いては
知らない所まで迷い込んで帰れなくなってた。
知らない所と言っても、今にして思えば一駅に満たない距離だったが、
無我夢中であちこち歩き回り、ふと気付くと全然知らない所にいて、
それは心細かった。
そんな時は大体、ハスキーが迎えにきてくれた。
夕方になっても俺の姿が見えないと、
ヨウムとハスキーは家で良く騒いでたらしい。
それで父親もはてと思い、ハスキーを連れて出てみると、
いつも俺をみつけてくれた。
んで連れられて家に帰ると、玄関で待ってたヨウムが肩に止まって
「オカエリ、オカエリ、ヨカッタネェ~」と連呼する。
俺は間違

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