妻と甥13
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お正月が過ぎ妻は1月半ば入院しました。
「初産なので出産までにはまだ時間がりますよ。」
と言われたが、初めてのことで出産1週間前には入院させた。
病院の先生は「まあ、飽きてきたら家に帰ったらいいんだから、、」と、承諾してくれた。
我が家には私と圭太君の母親、妻の姉、私の義姉に妙子さんだけになってしまった。
もちろん日中には55歳(もう56歳だが)の従業員もいた。
妻は入院するとき、「あなた、お姉さんとあまりし過ぎないでね。」と、釘を打っていた。
でも、し過ぎないでねと言っていてしてはダメだと言っていなかった。
仕事も終え従業員も帰って私はつなぎ服のまま2階へ上がった。
寒い1階の工場の中と違い2階のリビングは温かかった。
私はつなぎの服を脱いでお風呂に入ろうとしていた。
リビングの奥のキッチンでは妙子さんが夕飯の用意をしていた。
私がリビングにいるのは分かっているはずなのにこちらを見ない。
キッチンに立って野菜を切っているようだ