|Д゚)カンサツ

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2005-01-03

「はるか」 


茶道部の部室のカギを廊下で拾った俺は、 
こっそり合鍵を作ったあと、なにくわぬ顔をして茶道部の顧問の先生に返却した。 
「これ、廊下で拾いました。」 
わざわざ合鍵を作ったのは、学校の中にこっそりくつろげる場所が欲しかったからだ。 
ある日の放課後、部室に出かけてみることにした。 
その日が茶道部の休みだということはもう調べ済みだった。 
なんといっても茶道部の部室だ。 
畳が敷かれていて、ゆったり暇つぶしするにはうってつけだ。 
しばらくいい気分でウトウトしていたら、誰かが部屋に入ってくるような物音が。 
見つかったらまずい。 
持ってきたマンガ本を脇に抱えとっさに押し入れの中に隠れた。 
ふすまを少し開けて中を窺う。 
入ってきたのは、新体操部の晴香と

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