〈悪癖〉~僕の異常性歴~①
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※まず、これからの話を語る上で混乱を防ぐため、名前を分かりやすい仮名にしてあります、ご了承下さい。
僕、二実(ふたみ)は物心着いた頃から自身の性器を弄る癖がありました
また、父は離婚の後に10歳以上若い女性を再婚相手の妻として向かえ、妹の三実(みみ)を産みました。
この若い義母も若くして再婚で、さらに前の夫も僕の実の父と同じに歳上の男で、尚且つ再婚、連れ子として連れてきた兄の零実(レイジ)と姉の一実(いちみ)とは戸籍上の親子であって、全く血の繋がりの無い親子でした。
ちなみに血族的に複雑でしたが、若い義母は美しく優しい人で、血の繋がりの無い兄と姉も僕に良くしてくれましたし、妹にも優しくしてくれました。
さらに両親は共働きのせいもあってかこの〈悪癖〉を止める者もなく今日まで生きて来ました。
もしかするとこの〈悪癖〉こそが僕の生まれ持った才能だったのかもかしれません
それは、今日までの僕の異常性歴はこの〈悪癖〉を抜きにして語る事ができないからです
まずは鮮明に記憶している幼少の話を書こうかと思います。