ビスケットの話

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教師Ｘ「今日はおまえらに話しておきたい大事なことがある」
　※紙袋からビスケットを１枚取り出す
教師Ｘ「ここにビスケットがある。これを安藤に渡す。ほれっ」
男子Ａ「あ、はい…」
教師Ｘ「食べんなよ。そのまま後ろの席の奴に渡せ」
男子Ａ「あ、はい…」
教師Ｘ「受け取ったらそのまま後ろの席の奴に回して、さらに後ろの奴に…そうだ」
　※ビスケットが教室を一周
教師Ｘ「全員１回ずつ手に取ったか？　終わったら先生の所に戻してくれ」

教師Ｘ「さあ、みんなが１回ずつ触ったビスケットだ。安藤、これ食べてみろ」
男子Ａ「え？いいんスか？」
教師Ｘ「構わん。食べてみろ」
男子Ａ「はーい」ﾑｼｬﾑｼｬﾑｼｬ
教師Ｘ「…食いやがった」
男子Ａ「え？でも、先生が食べろって…」
教師Ｘ「空気読めよ…で、どうだった？」
男子Ａ「普通」
教師Ｘ「いやそうじゃなくて…平気なのか？」