マジック・オーストラリア
2014-06-07
最近、オーストラリアに住む80歳の女性は、ラジオから覚えのある作家の名前を聞き、自分が小さい頃によく読んだ本を思い出したという。それは、父がクリスマスにくれた「マジック・オーストラリア」という一冊。そこで、彼女は娘にその本を手に入れて欲しいと頼み、娘もインターネットで世界中の古本屋に問い合わせ、思い出の本を探したそうだ。そして見つかった米国の古本屋から購入し、ついにその本が届けられた時、女性はまさに自分の物だった印をその中に見つけ、約70年の時を超えて“再会”を果たした。
豪紙ヘラルド・サンや英紙デイリー・メールなどによると、この女性はメルボルン近郊のビクトリア州セント・アンドリュースに住む、80歳のベティ・フォウクスさん。彼女は4月のある日、聞いてたラジオから「ヌリ・マス」という作家の話が流れて来たのを聞き、記憶の彼方にあった本の名前を「ピンと思い出した」。その作家が書いた「マジック・オーストラリア」とは、主人公である2人の子どもがオーストラリア中を周り、どんな国なのかを物語調で書かれた本で、彼女は11歳だった1944年のクリスマスに父親からもらい、大事にしていたそうだ。