綾瀬はるかの人間失格

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2010-01-23

綾瀬はるかが小さな書店の店員だったら、 
崩れ落ちそうな20冊の官能小説を、「ドスッ…!」っとレジに積み上げたい。 

(私はべつに、何とも思ってないわ)という“無表情”を装いつつも、 
バーコードをスキャンする右手の動きは、やや苛立っているようにも見えたんだ。 
淡々と20冊目を拾い上げた彼女が、その下に置かれた「人間失格」を発見したとき、 
そこには新鮮な裏切りを突きつけられた、文学好きの素顔が浮かんでいたよ。 
俺が照れくさそうに、「今さら太宰っていうのも恥ずかしいでしょ…… 
だからつい、こんなモノの下に隠したんだけど…」なんて告白すると、 
「…全然恥ずかしくないですよ」って、わずかに微笑みながら返して

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