リアルお医者さんごっこ②
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マキちゃんの『診察』から10日ぐらい経った日、僕はサッカーの練習中に左足首を捻挫して練習を途中で離れた。
『やっちゃったなぁ。ヘッドコーチから来週の試合は自宅で休めって言われちゃたし』
と思ってイヤ~な感じになってたら木の陰から女の子がこっちを見てる。
近付いて
「どうしたの?誰か待ってるの?」
と聞いたら
「待ってない。お兄ちゃんの練習を勝手に見てるだけ」
と言った。
名札の名字を見ると、となりの学区の小2でお兄ちゃんが誰なのかすぐにわかった。
「何でこのクラブチームに居るんだろう」
ってくらいボンヤリしてるヤツでBチーム、2軍の控え(僕はAチームのレギュラー)の選手だ。何回か話した事はあるけど、『はぁ』とか『うん』みたいな返答しかしない無口で大人しいヤツだ。
「ナイショで来たんだ」
「うん。お兄ちゃんはエリにサッカーみられるのイヤなんだってさ」
「ふぅ~ん」
エリちゃんのボーダー柄のキャミソールからポッチリと乳首