知らないオッサンに尿を飲ませた

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2018-06-29

とにかく疲れていた。
木曜。朝から重いものを振り回した。電車で隣に立ってたババアの脇が臭かった。先輩に嫌味を遠回しに何度も言われた。元彼から下心丸見えのLINEが来た。ソシャゲで推しが来た。
わたしのただ息をするだけの一日がばかみたいにどうでもいい事で少しずつ削れた。
家に帰る前に心の体力が尽きそうで、遊んで帰りたかったけどそんなお金もなく、乗り換えの駅で休んでいた。
日が落ちているとはいえ、昼間まで30度を超えていたため街はまだまだ暑い。
かといって帰る気分にもならず、ただただただただボーーーーーっとしていた。
その時に突然声をかけてきたのがそのオッサン。
虚無を見ていた私の事を円光声掛けまちの女だと勘違いしたらしい。
べつに勘違いされたことはどうでもよかった。都心にいればよくあることだから。
私は拒否の意を示すべく立ち上がろうとしたが、その瞬間オッサンがつぶやいた言葉に興味を持ってしまった。
「本番ナシ、オシッコ、1マン。飲みだけ。」
マジか。

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