フリースクールの葵先生。

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2020-10-10

 僕は中学校の時に不登校になり、フリースクールへ通ってました。
 しかし通いはするものの、 ほとんど会話もせず孤立してました。
 ある日、葵先生が、
 「小学生の部の教材で、ドングリがいるので集めるの手伝ってよ。」
 と、車で近くの森まで僕を連れ出しました。

 ドングリを集めながら、
 「もっと人と会話しないとダメだよ。少しずつでも、ね。」
 「ずっとこのままって訳にはいかないし、将来の夢とかもあるんでしょ?」
 と話してくれました。きっと葵先生は、それを伝えたくて僕を連れ出したんだ、と思いました。

 「ドングリはこのくらいで大丈夫かな。少し散歩しよっか。」
 と森を少し歩きました。
 「あー、静か……鳥のさえずりしか聞こえないね。。いいよね、こういうの。」
 確かに秋にし

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