ちょろの思い出

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2006-11-24

俺が小学生に入るか入らないかの時にうちで犬を飼い始めた。
ちっちゃくてちょっと茶色がかった白い雑種の仔犬で
オヤジがちょろと名付けた。
友達が少なかった俺は学校から帰ると毎日ちょろと遊んだ。
一緒に河川敷まで散歩に行き、ボールを投げて遊んだ。
ちょろは馬鹿なのでボールを持ち帰る可能性は低く、
時にはボールを咥えたまま走り出し、
また、ある時はボールとはまるで逆の方向へすっ飛んでいく始末だ。

しかし、それでも逃げ出して行方不明になってしまうことはなく、
帰りは一緒に帰った。
たまに、いなくなってさんざん探し回った挙句、
一旦帰ってから探そうと思って帰宅したら自主的に帰っていることもあった。

中学になって陸上部に入ってからは朝晩、自主トレとして
川の土手の道を毎日5kmぐらい走るのに付き合わせた。
最初のうちはちょろも喜んで付き合ってくれたが、
走ってる途中で立ち止まってし

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