若さゆえのあやまち
2004-11-11
いきなりですが、高校時代の思い出をば。
高校2年の春、俺が友人たち数人と廊下で喋っていると、
向こうから一人の女がズカズカとやって来て、俺の前に立ちはだかり、
「ねえ、あんたが○○?」
と、俺の名前をぶしつけに聞いてきた。
「え、そうだけど。」
とっさの事に俺は気圧されて、間の抜けた返事をすると、その女は、
「ふ~ん。」
と言いながら、真顔で俺の頭からつま先までをジロジロと見て、
「なるほど。んじゃ、そういうことで。」
と言って立ち去っていった。
俺も友人たちも彼女の後姿を見ながら、しばらく呆然とした。
「何だ、ありゃ?」
と、俺が言うと、
「お前に気があるんじゃないのか?」
などと友人たちにからかわれた。