ダルフール紛争
2010-06-03
ダルフール紛争は、スーダン西部のダルフール地方で、2010年現在も進行中の紛争。
特に近年はスーダン政府軍とスーダン政府に支援された「ジャンジャウィード」と呼ばれる民兵が、地域の非アラブ系住民の大規模な虐殺や村落の破壊に発展したものである。
この紛争で2003年2月の衝突以降、2006年2月時点での概算で18万人が既に殺害され、現在進行中の民族浄化の事例として広く記述されている。
監視チームは、アラブ人の村が手つかずで残された一方、非アラブ人の村が選ばれていると報道した。
「焦げ付いた地域のすぐ傍でアラブ系の居住地は人が住み、燃やされず、機能した状態で残されて点在している。
幾つかの地点ではフール人の村とアラブ人の村は500mも離れていなかった」(2004年4月25日の国連組織間報告書より引用)
さらに2004年5月15日の『エコノミスト』誌によれば、ジャンジャウィードは「多数のモスクにも放火し、破り捨てたクルアーンの紙切れの上で排便した」といわれる。