田舎の夏はやることがなく、妻が甥っ子を誘惑するのをけしかけた
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毎年夏は、実家の長野に家族で滞在する。嫁の早紀と息子二人の合計4人での滞在だ。東京よりははるかに涼しいし、何よりものんびり出来る。俺の親父は5年前に亡くなっているので、母だけだ。まだまだ元気なので息子たちとも遊んでくれて、俺も嫁も本当にのんびりと出来る。
『こんにちは。今年もお世話になります』
嫁の早紀が、母に挨拶をする。母は、嬉しそうな顔で俺たちを出迎えてくれた。早速息子たちが母にまとわりついている。いつもの夏が始まったと感じる。
リビングに行くと、甥の拓真がいた。
「こんにちは!」
元気いっぱいに挨拶をしてくる。今年は、拓真も遊びに来ているみたいだ。確か来年から高校のはずだが、推薦ですでにほぼ確定しているようだ。そういうこともあってか、のんびりと過ごしているみたいだ。
『こんにちは。あっ君たちと遊んであげてね』
早紀は、笑顔で言う。素直でなかなかのイケメンの拓真のことを、早紀は気に入っている。拓真は、少し照れた顔でわかりましたと言った。
今さら気がついたが、早紀は思春期の男の子には刺