元寇・文永の役(下) 元寇「新説」…900隻「消滅」の最大理由とは?

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2014-06-22

元寇・文永の役(下) 元寇「新説」…蒙古・朝鮮連合軍900隻「消滅」の最大理由は朝鮮の「手抜き建造」か

2014.6.22 07:00 (1/3ページ)

元寇・弘安の役で暴風雨に遭い沈没する蒙古船の絵。文永の役でも元・高麗軍は海の藻屑と消えた

 日本を力で服従させようと、文永11(1274)年10月、900隻、3万人余りの兵力で九州・博多に押し寄せた元・高麗連合軍は散々に暴れまわった揚げ句に、一夜にして視界から消えてしまう。タイムスリップか神隠しか。決死の覚悟で戦いに挑んだ日本の武士団もキツネにつままれたような感覚に襲われたことだろう。原因については“神風”、つまり天候が有力視されるが、高麗が建造したとされる船の構造にも重大な欠陥があったともいわれている。

 

撤退は予定通り?


 ベネチアの商人、マルコ・ポーロが「黄金の国」と紹介した日本がどうしても欲しかったのだろう。2度にわたり攻め、うち最初

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