片想いしていた幼馴染と先輩

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中学に進学して幼馴染の瞳と同じクラスになってほぼ毎日一緒に登下校していた。瞳には小学生の頃から片想いしていていつか告白しようとタイミングを探っていた。
夏休みが終わり、授業が再開された頃から瞳は用事がある、とか理由をつけて一緒に帰らなくなってしまって寂しく感じていた。しかし、この時は瞳が他の男と一緒にいるとは全く思っていなかったので特に危機感を持つことはなかった。

ある日、いつものように瞳とは下校できず、一人で家路に就いていた。しかし、あと少しで家に着く、という時に教室へ忘れ物をしたことに気がついて引き返した。完全に日が暮れていて運動部が校庭で活動していたので校庭は明るかったが、文化部は休みなのか、もう活動が終わったのかは定かではないが、校舎内は静まりかえっていて昼間とは違うやや不気味な雰囲気だった。

手っ取り早く忘れ物を取って帰ろうと教室に向かい、目当ての物を持って教室を出て帰ろうとした時、廊下の反対側にある教室に人がいるような物音がしていることに気がついた。この時に特に気にしなければ良かったのに、何となく気になってしまい、その教室へ向かった。


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