今頃になって

開く
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ショッピングセンターの品出し業務をしています。
日曜日のお昼にいつものように品出しをしていると、懐かしい彼が目の前にいました。
何も言わずに、私の横に立って、メモを一枚渡してくれました。
「電話くれないかな。電話番号は・・・・・・。今日ならいつでもいいよ。平日なら、昼休みか朝晩」
仕事が手につかないくらい心臓が高鳴りました。近くの人にドキドキという心臓の音が聞こえないかと思うくらい。
彼とはもう二十数年も前に職場で知り合いました。
私のほうが年上のお姉ちゃんでした。
いつも可愛い可愛いと言ってくれて、ほかの人たちに勝ったような気がして誇らしくお思いました。
私の自宅はその時の勤務先の近くで、お昼は自宅で食べることもしばしば。
自宅には昼間なら誰もいません。
「彼に良かったら、うちに来ない?お昼、用意しとくから。何か作っておきます」
そういって、彼を誘いました。
彼は、ご飯も食べずに、私を求めてきました。
若いから当然ですよね。


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