体験談
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私はそのとき二十歳。
○○大学に通う二年生でした。
その日は当時入っていたバドミントンサークルでコンパがありました。
カラオケボックスの一室でコンパは宴たけなわ。
私もそんな談笑の輪の中に交じっていました。
「どうだ、宮原、佐伯さんとは順調なのか」
隣に座る一つ年上の多田さんが話しかけてきました。
彼は同じサークルの先輩です。
四角い、面長の顔だち。
背が高く、広がった鼻は……言っては悪いかも知れませんが、どこか豚を連想しました。
「ええ、まあ」
私は我知らず、頬を赤くしました。
佐伯さんは二つ年上の先輩です。
今年の春先にサークルで知り合い、彼から告白されて、付き合うようになりました。
私にとっては高校時代以来、二年ぶりにできた彼氏です。
交際は順調でした。
ただ最近はデートのたびに体を求められるのが悩みでした。
私はまだ、どうしてもそこまでは踏み切れないんです。