あいつには・・・future season(続き)
2016-10-26
http://story2.ichaos.me/index.cgi?mode=novel_index&id=g9901277&nvno=10&view=1#gsc.tab=0
必ず帰る
「綾巴、ちょっといいか」
「なに、パパ?」
颯は綾巴を呼ぶと、ベッドの端に座った。
「綾巴、大事な話がある。聞いてくれ」
「なに?」
「パパはもしかしたら、近いうちにいなくなるかもしれない」
「・・・・・・??」
突然そんな事を言われ、驚きも何も表れる事はなかった。颯は頭がおかしくなったのか、テンパっているのか、そう考えた。
だが綾巴の考えとは異なり、颯の目はいつになく真剣な目付きだった。