昔は海外でも日本でも、婚前交渉は誰とでも自由に、らしかった
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タイ映画「山の民」と万葉人
1979年ウィチット・クナーウッ監督作品。
タイの北部、ビルマと国境を接する山岳地域には、多様な山岳民族が居住している。
この映画は、それらの部族のひとつ、イコー族の村長の息子として生まれたアーヨが、その文化・風習の故に数奇な運命をたどる物語。
主人公のイコー族の青年アーヨが食用の犬を買って戻ってきたところからお話は始まる。
少女がいう、
「あなたの子ができたわ」
「えっ!俺の子?だってお前YやKとも寝たろ?」
「そうよ、でも間違いなくあなたの子の」
「そうか、じゃあ親父にいって結婚しよう」
婚前交渉は自由な風習ならではの会話。
8世紀の日本文学、万葉集には夜這いという「妻問婚」の風習が色濃く残っている。「かが