突然に筆おろし
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小学生の頃よく遊んだ空き地に隣り合わせて1軒の平屋かあった。ボール遊びをしていると、ブロック塀を超えてその家に飛び込むことがしばしばあった。
その日もボールが飛び込んでしまい、取りに行った。「すみませんボールとらせてください。」いつもの様に声を掛け、木戸から入りボールを捜す。随分遠くに飛んで庭に転がっていた。
そーっと拾いに行き、お礼の声を掛けようと家に目を向けたとき、カーテンの隙間から布団の上で重なっている裸の男女を見てしまった。
衝撃でその日はあわてて帰った。はじめて落ちているエロ本を見つけた時と似てたかも知れない。
数日後、一人でボールを投げ込み、拾いに行った。心臓がドキドキして手足が震えた。しかし、あの光景には出会えなかった。
その後も数回同じ事をしたが、期待みたいなもので興奮しても不完全燃焼、抑える手段も知らなかった。
小学校の行きに家の前を通る時に奥さんと3歳くらいの子供を見かけることはあったが、昼間は共稼ぎの様で留守がちなことに気づいた。
不思議な気持ちが込上げてくると、そっとブロック塀の向こう