もう戻れない
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友梨香は決して来てはならないところに来ていた。
2ヶ月前、銭湯で自販機の下に小銭を落としたふりをして、
番台の親父に四つん這いになって股間を晒したのだ。
しかも、その番台の親父に一緒に探して欲しいとお願いして、
自分の真後ろで、アソコに息もかかるような至近距離で、
3分間以上も股間を晒し続けていた。
その後、その時の興奮を思い返して何度も自慰にふけっていた。
しかし1ヶ月も過ぎるとその興奮も冷め、
更なる刺激が欲しいと願いようになっていた。
別の銭湯で同じことをするのも十分な刺激になるはずなのに、
あえて同じ場所で同じことをすることによって、
更なる興奮を得たいと願っていた。
覚えているだろうか。もし覚えていたら・・・。
そう思いながら銭湯ののれんをくぐった。
番台で入浴料を払ったその時、
「お金、出てきましたよ。」
番台の親父はニコニコしながらそう言って友梨香に100円を手渡した