女子大生

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十年位前、私は既に結婚して十年になっていました。妻のことは好きですし、特に不満という訳ではなかったのですか、私にとって忘れられない女の子との短期間の思い出があります。

 学生時代にアパートがあった街が懐かしく、たまに仕事帰りに立ち寄り、いつものようにその頃からある居酒屋で飲んでいました。Y美との出会いは居酒屋を出てもう一軒行きたい店に行こうとする途中にありました。
 なんとなく引き付けられる小さなパブがあり、店に入りました。店内は周りをぐるりとテーブルが取り囲み、客が十人程座り、女の子が五、六人客の相手をしていました。
 空いているテーブルに着き、まもなくすると、なんと高校生のような小柄のオカッパ頭の女の子(彼女がY美です)が私の前に座りました。

「よく高校生と間違われるんです。女子大の2年てす」
「幼くみられるのは複雑な気持です」などY美が既に成人していることを強調しながら、盛り上がっていました。

 私は次ぎの予定があるので店を出ました。次ぎの店で懐かしいマスターと思い出話に花がさき、最終電車に間に合うまで飲んでいました。


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