焼きそば
2010-01-15
もう、ずいぶんと前の話になるんだが、昔から俺の家はおじいちゃんおばあちゃんと言ったら、母方の方と決まっていた。そんなだったから、父方のおじいちゃんはそんなに好きではなかった。
怖いイメージしかなかったしな…。そんなある日、俺は親父に連れられて父方のおじいちゃんの家に行った。正直行きたくなかったのだが、なかば無理やりに連れてかれた。おじいちゃんの家は、すごく狭かった。
物が沢山あって、その中に小さなコタツが置いてあった。今思えば、おじいちゃんはあの頃からかなり具合が悪かったのだと思う。つらそうにコタツに入っていた。俺を見つけると、嬉しいらしく、はにかんでいたな…。
でも、俺はおじいちゃんが好きではなかったから、面倒くさいとしか思っていなかったと思う。そんなおじ