お疲れさま

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2006-03-07

厳しくて優しい、いい父親だった。
俺が選んだのはサッカーだったけれど、
自分がずっとバスケットでならしてきたこともあり、
スポーツが大好きで、俺が小さい時から、一緒になって走り、競いながら鍛えてくれた。
勉強もしなきゃ駄目だぞ、スポーツは頭も使うんだって、そう言ってた。

高校に入って1年生の時に、俺の学校は全国大会に出た。
ベンチ入りの17人に入れた時、誰より喜んでくれたのはオヤジだった。
けれど、俺が3年生で主将になった1年間は、チームはどん底だった。
普通の県立高校でスポーツ特待生など居ない、俺の学校はどちかと言えば進学校だった。
選手が入れ替われば、急激な下降線を辿ることもある。
それが俺の3年生時代と重なった。
2年生の時には県の国体メンバーに選ばれたけれど、3年生になってからはチーム成績が足りず選考対象から外され、個人的にも悔しい思いをした。
チームはベスト16にも進めない。それほど厳しかった。
それも

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