「性母‥懐マス」

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【些事:痴辱】
 〝後バレ筒抜け〟と云う言葉が あるかどうかは判らないが、そうとでも…云うより無い 昔の辱しい思い出がある。それは 〝その時点では 自分だけの内面的な秘密で、他人には 判りっこ無い〟と思ったことが、後になると それは人間なら誰もが経験していることで、僅かな動作や表情からでも 容易に読み取れることだった…と云う〝突然 丸裸で街頭に立たされた〟ような、惨めな晒しものの 顔が熱くなる辱しさなのである。

話は近親相姦めいた 未遂?の話だが、それには個人的な事情と 時代の背景がある。勿論悪いのは 自分で無知で無恥な行為なのだが、それは私の少年期の終わり… 青年期の入り口での話である。他の記事にも書いたことだが 私は幼児期に父を亡くし、お袋は 女手ひとつで私を育ててくれた。それに十代の後半は 戦争末期の言論統制から、戦後もまだ 性の解放など行われ無い、性情報の 乏しい時代であった。

 そのお袋も 大分前に亡くなったが、当時私は 十代前半の中学時代に精通を体験していたとは云え、まだ精神的には 子供だった。精通も 猥ノートの描写を盗み読んで射精したのだが、それは 頭の


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