妻を盗聴R1「プロローグ~禁断の地秋葉原」
2019-03-10
梅雨明けを真近にした、ある土曜日の夕刻のことです。
その日、私は所用を済ますため妻と一緒に車で出かけました。
夕暮れ時、そのお洒落な街は活気に溢れていましたが、夏前の蒸し暑さと雨上がりだったせいか、その湿気が少し気だるく、どこか猥雑な雰囲気を醸し出しています。
用事を済まし、妻が他の買い物をしている間、コンビニ前の駐車場で待っていると、妻は買い物を終え、私に声をかけることもなく、直接、コンビニの中へ・・・
しばらくして車に戻って来ましたが、私がニヤニヤしているのを見て怪訝そうな感じで、「どしたの?」と聞きました。
「ほら、あそこに若い子たちいるだろ」
そこには、まだバイクの免許さえ取れないくらいの「超、若~~い」男の子たちが3人。
よくコンビニの前に、たむろしているような若い子たちです。
「あの子たちがさ~、店に入ってくお前の後ろ姿さ~、じ~っと、見てたよ」
「え~、やだ~