す・・す・・好きなんです・・・3
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二人きり、なんて。
今まで、二人きりの空間なんて、いたことないし…。
…でも、今は、二人きり…
大ちゃんと私、二人きり…
「今は、恋人どうしっ。」
気持ちを奮い起こして…っ
最初は、かなり、恥ずかしい…
そして、照れてしまう。
手を繋ぎながら、大ちゃんの横に、座っています。
なんだか今は、二人で、テレビ、見ています。
…なんとなく、場を和らげるように、一緒に見ています。
何気ないシチュエーションですが、手を、繋いでるのもあって、
…ずっと、ドキドキしています。
手も、かなり、汗、かいてきてるし…。
もう、ドキドキしすぎて苦しいので…もったいないけど…今日はもう、帰ることに。
「また明日、お店にも行くね。…ミカンもそろそろなくなるし。」
「うん。」
「じゃあ…」
と、後ろを振り返ります。
何歩か歩くと、後ろから、彼の気配を間近に感じて
「好