後輩の彼女
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「先輩!週末時間有りますか?」
仕事を切り上げて、帰り仕度を始めようとした時に、マサアキが声を掛けてきた。
「おう!また飲みに行くか?」
マサアキは俺の八つ下だが、毎週一緒に飲みに行くほど親しかったので、誘いかと思いそう返事をした。
するとマサアキは、彼女が出来たので紹介したい、彼女の友人も来るのだが、4人で飲みに行きましょうという事だった。
当時俺は38歳でバツいち、遊んではいたが特定の女も居なかったので、早速週末予定を立てて飲みに行く事にした。
当日、俺は飛び込みの仕事が入り、1時間程遅れて店に着いた。
1時間で大分飲んだらしく、マサアキと女の子2人は結構盛り上がっていた。
取り合えず自己紹介すると、髪が長く目鼻立ちのハッキリした子がユキ、髪がショートで大人し目の子がユウコ。
ユキがマサアキの彼女だった。
ユキとユウコは同じ地元で幼馴染、歳は二人とも25歳。
マサアキのアパートとユキの実家が近所で、しょっちゅう顔を合わすうちに話しをするようになったらしい。