同級生

開く
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大学に通うようになって地元を離れていた俺は、地元の成人式に出席するため
に久し振りに田舎に帰った。俺の育った故郷は人口5000人程度の農村で、村民
のほとんどが顔見知りみたいな場所。小学校と中学校は一つずつしかなくて、
その分同級生同士の繋がりはかなり密なんだけど、それでもやっぱり成人式で
再開した同級生たちの中には別人に生まれ変わったみたいになってるヤツや赤
ん坊を抱かえたまま出席してる女など、昔のあの頃とは雰囲気が一味違ってい
た。

懐かしい気持ちや何やら気恥ずかしい気持ちが入り混じった複雑な心境で成人
式を終え、その後はみんな一度家に戻り、私服に着替えてから夕方の同窓会へ
と流れる。
そこで俺の隣に座った女。最初は誰だかまったくわからなかったのだが、酒が
入って皆も会話に積極的になり、俺もまた誰だか分からないながらもその女と
話すようになっていた。

宴もたけなわになった頃、その女がついに俺に「ところで」○○クン、あたし


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