俺は間抜けだった

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2013-10-06

人によっては萌える話ではないかと思うがカテゴリが一致したので
妻と俺の話を書いてみる。

俺は某年4月1日ある新興企業に入社した。
入社後、1ヶ月程度は同期50人ほどと一緒に研修だった。
その研修で出会ったのが、妻の誓子だ。
研修の初日
誓子が立ちあがって自己紹介をした時、隣に座る貞森から「おぉ~」という歓声が上がった。
貞森は慌てて自分の口を押さえて真っ赤になっていたが、気持ちは俺も同じだった。
他の同期も声までは漏らさないまでも、皆、ぼうっと誓子の美貌に見惚れているようだった。
それ程の美女だった。
気品のあるノーブルな顔立ちと柔らかそうな髪がとても印象深く、
スリムな体型にリクルートスーツがとても良く似合っていた。
間違いなく同期1の美女だった。
すぐに争奪戦が始まり、積極的な男達が、何かと話し掛けたりしているのが目に付いたが、
引っ込み思案の俺は、ただ指を咥えて見ているだけだった。

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