純愛
2005-11-09
2003年夏、私には好きな人がいた。
部活の合宿までは、すでに一ヶ月をきっており、合宿中の行動単位となる
五人一組の班はもう決定済みであった。
私の部活では、毎年班を分け、班の中で二年が一年を指導することになっており、
班内の二年は基本的に二人か三人であった。
奇跡的に、私の班の二年は私とその子の二人のみ。
これほどの好条件はないのだが、とある理由により私の心境は複雑だった。
私の親しい友人も、その子の事が好きだったのである。
お互い直接話したことはないが、おそらく両方ともその事に気づいていた。
そんなおり、ちいさな事件が起きる。
合宿を一週間後にひかえた土曜日の午前。
私はなんのきなしもなしに、友人と同じ班である女の子と座って話していた。