父 と ユミ
2007-07-24
午後八時。リビングで家族でテレビを見ていると
「なぁ、ユミ。久しぶりに一緒にお風呂に入らないか?」
父親はそう言ってニヤニヤと笑った。
冗談じゃない!わたしはもう六年生だ。
]おっぱいだって膨らんできてるし、体も丸みを帯びている。
体毛だって……。なのに、わたしとお風呂に入りたいなんて!
スケベ!変態!ああ、鳥肌が立つ!
「いや!何考えてんのよ!不潔!」
わたしはそう吐き捨てながら立ち上がり
リビングを駆け出て、二階の自分の部屋にもどった。
「不潔!」わたしは最近よくこの言葉を言う。
父親の色々なところが気持ち悪い。
お風呂上がりに下着姿でうろうろするところ。
指で鼻毛を抜いてくしゃみをするところ。
食後、爪楊枝をつかってシーシーと音を立てて