どす黒い欲情と愛する妻ゆかり・後編 ~第二章~
2014-03-20
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Kのマンションまで戻る道は混んでいて、少し時間がかかりました。
近くまで来ると、私は車をメーター式のパーキングに止めて、Kのマンションまで歩きます。
Kのマンションは高い塀に囲まれていて、塀には長いツタが絡まっていました。
Kの部屋の明かりも、外からは見えません。
私は暗い道で、しばらくキョロキョロとしましたが、やがて、塀の一角に目立たない小さな扉を見つけました。
おそらく庭師などが出入りに使うのでしょう。
鍵を差し込むと、扉はギーッという音を立てて開きました。
私の胸はドキドキ高鳴っています。
足を踏み入れると、そこは丁度、Kの部屋の目の前でした。
足音を立てないように庭を横切って建物に近づきます。
そして、ベランダをよじ登りました。
私は自分のやっていることが自分でも信じられませんでした。
部屋は真っ暗でしたが、小さな明かりが漏れてくる一角があります。
こっそりと近づいていくと、驚いたことにカーテン