良く行く店の奥さんと―2
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私は営業職でノルマさえ上げれば直行、直帰などかなり自由で
しかも成績は優秀で毎月上から1番か2番、上司との関係も良く
結構自分の時間を取る事は自由だった、勿論その為には朝早くから客の家に行ったり
日曜も無く、夜遅くまで客と上司を交えて飲む事も仕事ではあったけれど。
そんな状態だったから、妻も私に対して家をいつ出るかいつ帰るのかなど
もう気にもしていなく、彼女の家に昼、夜と無く行く事は容易かったし
その店のお客と、私の仕事の客とは全く繋がりがなく、其処のお客にすれば
私は奥さんと旦那さんとの親しい仲くらいにしか思っていなかっただろう、
かなり繁々とその店に居ても、もう当たり前のように軽い挨拶や当たり障りの無い
話をするくらいで、スーパーの買い物袋を提げて行ってもいつもの事くらいに
見られるようになっていた。
時間が来てドアを閉めカーテンを引くといつもの様に飛びついて来てキスをする
奥の部屋に行くのももどかしそうにするので散髪の椅子を倒し