家庭教師の日高さん

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2013-11-10

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僕が中学3年生になった春、高校受験を控えて、日高さんという大学生に家庭教師に来てもらうことになりました。

日高さんは身長180cmくらいで、日焼けしたさわやかなスポーツマンタイプの人でした。
教えるのがとても上手で、兄弟のいなかった僕はすぐ懐いていました。
一人暮らしをしていた日高さんは、教えに来てくれる日は夕食を僕たちと摂ることになっていました。
土曜日の夜にはよく父と酒を飲んで、そのまま泊まって、翌朝帰ることがありました。
父は酒の相手ができたのを喜んで、上機嫌で「お前も早く酒を飲める歳になれ」と僕に言いました。
母はニコニコしながら、酒量が増える父をたしなめていました。

ある土曜日のことです。
その日、父は泊りがけの出張で家にいませんでした。
母の手料理を母、僕、日高さんの3人で食べて、そのあと2時間ほど勉強を教えてもらいました。
いつもなら、ここから父が酒の相手をお願いすることが多いのですが、その日はいなかったので、日高さんはそのま


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